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Vincent Bach History

1890年3月24日:ウィーン郊外のバーデンに生まれる。
1910年:ウィーン・ノイシュタット工業大学を卒業する。
1912〜14年:ソロ・トランペット奏者としてヨーロッパ各地で演奏する。
1914年:ボストン交響楽団の第1トランペット奏者。その後メトロポリタン歌劇場オーケストラ、ディアギレフ・バレエ団オーケストラに在籍。
1914年〜18年 第1次世界大戦中は陸軍に召集され第306野砲隊のバンド・マスターをつとめる。
1923年:アメリカ市民権を得る。
1919年:ニューヨークに自分で使うマウスピースを作る目的で店を開く。
1922年8月18日:2番目の工場が稼働。
1924年:第2番目の工場時代、コルネットの製作を開始。
1925年8月14日:“Stradivarius”,“Mercury”の商標登録を申請。
1926年5月16日:“Stradivarius”,“Mercury”の商標登録完了。
1927年3月21日:“Mercedes”の商標登録を申請。
1927年5月31日:“Stradivarius”“Mercury”の商標登録完了。
1928〜52年:ブロンクスに第3番目の工場を持ち、トロンボーンの製作も開始。
この時期の製品でベル刻印のNEW YORK67の67はブロンクスの旧郵便番号で、ニュ-ヨ-ク州ブロンクスを表す。

1929年6月26日:第1号トロンボーン発表。
1952年:ニューヨーク州郊外マウントヴァーノンに工場設立。
1962年:事業をアメリカン・セルマーに委譲。
1962年5月2日:“Vincent Bach”,“Bach shield”の商標登録を申請。
1963年2月19日:“Vincent Bach”の商標登録完了。
1963年7月30日:“Bach shield”の商標登録完了。
1964年:インディアナ州エルクハートに移転。
1976年1月8日:ニューヨークで亡くなる。
1961年:Bachの全経営権をSelmerに譲る。
1965年:インディアナ州のElkhart(エルクハート)に工場を移転。
2004年:UMI(United Musical Instruments)の傘下となる。
初心者向け廉価品を中国や東南アジアなどで製造を始める(トランペットでは、Vincent Bach TR700/TR600/TR400などが該当)。
新しいModel182がStradivaliusのモデルとして開発され、エクルクハ-トではなくオハイオ州のイーストレイク(UMI傘下のキングやベンジを製造していた工場)で製造を開始。
2005年:Bachのみを生産していた旧SelmerのElkhart工場で、その他のブランドを作りはじめ多野をきっかけに大ストライキが始まる。
2006年~07年:Vincent Bachの生産はこのストライキにより激減。